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先日、娘の高校の卒業式がありました。
三年前に入学式で『ハレルヤ』を聞いた時には、
男声がないとこの歌は・・・と違和感がありましたが、
卒業式での『仰げば尊し』や『蛍の光』
そして卒業生が退場する時に
在校生が歌ってくれた『別れの曲』は圧巻で
きれいなハーモニーの女声二部合唱に
どっと感動が押し寄せてきました。

卒業式で初めて知ったのですが、ある部が
春の選抜、夏のインターハイ、秋の国体で全国優勝したそうです。
二冠までは過去にもあったそうですが、
三冠という偉業は初めてとのこと。

卒業式後の謝恩会で、
その部で長年顧問をしてくださっていた先生が
退任とのお話がありました。
定年をとうに過ぎていながら、
生徒から慕われ担当し続けてきてくださっていると
何となく聞いていました。

先生の退任の言葉は、
「いつも言っていることだけど 『 心が技術を超える』んだよ!」

先生にとっては孫のような生徒たちに囲まれた
あったかい雰囲気の輪を見ながら、
こちらも心が温まりました。

後で娘に聞いたところ、
《心が技術を超える!  勝つよりも大切なことがある!》
というのが、その部の部訓なのだそうです。
レギュラーとして活躍できた人はもちろん、
補欠にさえなれなかった人も
この部訓の下で過ごした三年間は
文字通り「勝つより大切なこと」を得られた
貴い期間だったことでしょう・・・

私の中では今も感動冷めやらず
『別れの曲』がこだましているのですが、
娘はと言えば、制服が着られなくなったと
翌日からの私服生活に早くもうんざりしています(>_<)


  By‥ 安心 世 ☆ 

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