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鮮やかな紅葉に秋を感じつつ、
通勤時には冬モードの上着が必要な季節になりました。

自転車が乗れるようになったらいいな
と思いながら通った児童交通公園。
紆余曲折の末やっと少しだけ補助輪なしでこげるようになった翌週末の土曜日。

その日は、まだ一度も乗ったことのない憧れのモノレールのお祭りがあり、
楽しみにしていたはずの次男なのですが、いざその日を迎えると
「『○○モノまつり』じゃなくて、児童交通公園に行きたい!!」
と言い始めました。

お祭りは年に一度ですし、
せっかくの機会だから一日乗り放題の切符を買って
思いっきり乗り回そうと思っていたので、
少なからず拍子抜けしました。

しかも、お天気はあいにくの雨。
三連休の初日だったこともあり、
「児童交通公園なら明日も明後日も行けるし、
 今日は雨だから自転車なんか乗れないよ!!」
とさんざん説得したのですが本人は頑として譲らず…。

結局、親子とも合羽で全身を覆いながら児童交通公園に向かいました。

案の定ほとんど来園者はなく、見かけたのは傘を持った二組の親子連れだけ。
それも、あっという間にいなくなり、
園内には私たちとスタッフの方だけになりました。

30分間貸し出していただける自転車の貸出票を書こうとすると、
「乗るの?」と係の方は半分呆れ顔。

そんな中、次男は嬉々として自転車をこぎ始めました。
先週はなんとか5~6回続けてこげればいいほうだったのですが、
今日はスイスイと本当に気持ち良さそうに乗っています。
私もすぐ後ろを自転車でついていったのですが、
そこには、ついこの前まで「できない」と半べそをかいていたとは思えない
頼もしい姿がありました。。
雨の中なのでスリップして何度かこけましたが、
泣くこともなく、またそれを理由にやめることもせず、
たっぷり30分を2セットやりきりました。

さすがに冷え切ってきたので帰ることにしましたが、
スタッフの方々に「よくがんばったね」とお褒めの言葉をいただきながら、
大満足で帰途につきました。

長女にも長男にもあった「初めて自転車に乗れた日」ですが、
大体いつ頃乗れるようになったとしか正直記憶にありません。
逆に言えば、あまり気を揉むこともなく乗れるようになりました。
でも、次男は何度も挫折し、やっと持ち直して
ようやく迎えた「その日」だったので、感激もひとしおでした。

次男が自転車に乗れるようになった日、それは
まるで私たちのためだけに開園されたかのような公園で、
雨に濡れながら嬉し涙を流した忘れられない一日になりました。

ちなみに、三連休は交通公園三昧で過ごし、今は
「いつ自転車を買ってくれるの!?」
と言われ続けています(^-^;)

  By‥ 安心 世 ☆

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